生活防衛費は、収入が減ったり、働けなくなったりしたときに、暮らしを支えるためのお金です。はち金では、まず生活費6か月分を目標にすることを基本にします。
1. 毎月必要な生活費を知る
家賃や住宅ローン、食費、光熱費、通信費など、収入が減っても必要な支出を書き出します。毎月の保育料・給食費や、必要な返済も含めましょう。
年払いの保険料や税金など、継続する年間の支出も月割りで見込みます。
2. まず6か月分を目標にする
目標額は、毎月必要な生活費に6を掛けて計算します。
毎月必要な生活費 × 6か月 = 生活防衛費の目標額
仮に月25万円なら、25万円 × 6 = 150万円
わが家の生活費に置き換えて計算してください。
6か月は、はち金が提案する出発点で、万人に当てはまる基準ではありません。共働きでも、一方の収入だけで暮らせるか、両方の収入が同時に減る可能性はないかを確認します。
自営業と会社員では、収入の変動や利用できる保障も異なります。一般的に自営業は会社員よりも生活防衛費は手厚くする必要があります。
詳しくは、自営業と会社員、生活防衛費の備え方はどう違う?をご覧ください。実際の給付は、職業名だけでなく加入制度・働き方で確認します。
3. 入学準備・旅行などの予定費を分ける
入学準備や旅行など、使う時期や目的が決まっているお金は、生活防衛費とは別に確保します。教育費でも、毎月の給食費と、先の入学準備金では使う時期が違います。
予定費を使った後も、緊急用のお金が残るようにしておきましょう。
4. 同じ銀行でも用途を分けて管理する
日々の生活費・生活防衛費・予定費は、同じ銀行でも、家計簿やメモで用途と残高を分けて把握できます。口座を増やすことは必須ではありません。
例えば、楽天銀行を1口座で使う場合は、家計簿やメモに生活防衛費・予定費の残高を書き、口座全体の残高と照らし合わせて管理します。
ドコモSMTBネット銀行では、同じ名義の預金を用途ごとに分ける「目的別口座」を活用できます。ATMや振込で使うときは、いったん代表口座の円普通預金へ戻します。ドコモSMTBネット銀行:目的別口座
生活防衛費は、必要なときに引き出しやすい預金で用意します。株式や投資信託には元本割れの可能性があるため、投資に回すお金と分けて管理しましょう。金融庁:資産形成の基本
5. 目標まで先取り貯蓄を続ける
収入が入ったら、無理なく続けられる額を先に生活防衛費へ回します。すぐに6か月分を用意できなくても、今ある額から少しずつ近づけていきましょう。
収入や生活費が変わったときは、目標額と積み立てる額も見直します。金融庁も、収支の把握・黒字化・貯蓄と、先に貯蓄へ回す方法を紹介しています。金融庁:家計管理とライフプランニング
今日やること:毎月必要な生活費を書き出し、6を掛けて、わが家の目標額を決めましょう。
出典・確認記録
確認日:2026年10月17日
- 金融庁「資産形成の基本」:収支の把握、黒字化と貯蓄、先取り貯蓄、必要な金額・時期に応じた資金の使い分け、預貯金の流動性、投資の元本割れの可能性を確認。
- 参考:金融広報中央委員会『くらし塾 きんゆう塾』2023年春号「初めての一人暮らし 賢いお金の管理術」19ページ:生活防衛資金に生活費3か月〜1年分という例と、短期・中期・長期の資金区分を掲載。一人暮らし向けの参考例であり、子育て世帯への一律の推奨としては使っていません。
- ドコモSMTBネット銀行「目的別口座」:同じ名義内での用途別管理、代表口座との振替、ATM・振込から直接入出金できない点を2026年10月17日に確認。
- 6か月分という基本目標は、本人が決定したはち金の編集方針です。 上記資料が6か月分を一律に指定しているという意味ではありません。制度の受給条件・金額や個別商品の推奨は本稿では扱っていません。